ジオプレッシャー型温泉(読み)ジオプレッシャーがたおんせん

最新 地学事典 「ジオプレッシャー型温泉」の解説

ジオプレッシャーがたおんせん
ジオプレッシャー型温泉

geopressured geothermal water

米国のメキシコ湾岸における油田開発で認識された熱水系温泉。厚い堆積盆地に発達する非火山性温泉で,貯留層は透水性の低い厚層泥岩に挟まれた透水性の高い地層(砂岩・礫岩など)。厚層泥岩を加圧層として,温泉水は被圧されており,その圧力は静水圧を大きく上回る。温泉水の起源は続成作用により変質した化石海水であり,有機物の分解によって生成した大量のメタンガスを伴う。静的な熱水系であるため,流体による熱移送はみられず,貯留層母岩からの熱伝導熱源とする。したがって,貯留層温度は地温増加率に規制され,深度により異なるが,通常50~150℃の範囲にある。新潟県の松之山温泉は,メタンガスを伴い,石油臭のある塩化ナトリウム型の自噴泉で,日本におけるジオプレッシャー型温泉の代表例といえる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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