熱源(読み)ネツゲン

デジタル大辞泉 「熱源」の意味・読み・例文・類語

ねつげん【熱源】[書名]

川越宗一小説。令和元年(2019)刊。明治維新直後から第二次大戦後までの樺太舞台にした歴史小説。第162回直木賞受賞。

ねつ‐げん【熱源】

熱を供給するみなもと。「熱源電力に求める」
[補説]書名別項。→熱源

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精選版 日本国語大辞典 「熱源」の意味・読み・例文・類語

ねつ‐げん【熱源】

  1. 〘 名詞 〙 熱を供給するもと。
    1. [初出の実例]「近頃電熱や瓦斯が料理をする熱源として相当に経済化して来たためか」(出典:日本料理通(1930)〈楽満斎太郎〉料理法の巻)

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化学辞典 第2版 「熱源」の解説

熱源
ネツゲン
heat source, heat reservoir

熱力学的な二つの系の間で,熱伝導熱放射などによる熱の移動という形でエネルギー交換を行うとき,考えている系に対して他方外界とみなし,これを熱源または熱浴という.熱源は考えている系に比べて熱容量が十分大きく,それ自身としてつねに熱平衡にあって,一定環境として作用するものとみなされる.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱源」の意味・わかりやすい解説

熱源
ねつげん
heat source; heat reservoir

一般には他の物体に熱を供給,または他の物体から熱を吸収する物体。熱力学において,着目している系の熱の出入りを議論するのに,この熱を吸収または供給するにもかかわらず自分自身はまったく不変であるような非常に大きい熱容量をもつ体系を仮定することがあり,これを熱源という。火力発電所熱機関に用いられる大量の冷却水は熱を吸収する低温熱源の一例である。

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デジタル大辞泉プラス 「熱源」の解説

熱源

川越宗一の長編小説。「あいぬ物語」でも描かれた山辺安之助を主人公にした歴史小説。2019年刊行。2020年、第162回直木賞受賞。

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