ジジャール・コンプレックス

最新 地学事典 の解説

ジジャール・コンプレックス

Jijal Complex

コヒスタン帯の最下部地殻を構成する厚さ約10kmの変成した深成複合岩体。岩体の南側(下位)はメインマントルスラスト(MMT)を介してインドプレートと接する。岩体の南半分は超苦鉄質セクションで,ダナイトウェールライト,単斜輝石岩主体で少量のウェブスタライトを伴う。岩体の北半分は苦鉄質セクションでざくろ石斑れい岩(ざくろ石グラニュライト)主体でざくろ石角閃石岩,ざくろ石輝岩を伴う。苦鉄質セクションの北側はパタン断層を介して斑れい岩主体の変深成複合岩体と接する。超苦鉄質セクションは,さらに,下位より,かんらん岩帯(ダナイト,ウェールライト主体)と輝岩帯(単斜輝石岩,直方輝石岩主体)に区分される。ジジャール岩体のざくろ石グラニュライト帯の形成条件は温度700°から950℃未満,圧力は1GPa以上,形成時期は96〜91Ma。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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