ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャナメージャヤ」の意味・わかりやすい解説
ジャナメージャヤ
Janamejaya
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…18巻より成り,補遺《ハリバンシャHarivaṃśa》を含めると10万頌(頌とは16音節2行の詩)を数え,古今東西にわたりこれほど長大な叙事詩は他に例をみない。伝説によるとビヤーサという仙人が5人の弟子に伝え,その一人であるバイシャンパーヤナがジャナメージャヤ王の催した蛇退治の祭祀のおりに初めてこれを唱えたといわれている。実際は前10世紀ころにクルクシェートラ(現在のデリー近郊)で起こったと思われる,バラタ族の領土にまつわる親族間(クル族とパーンドゥ族)の争いを主題とする物語を吟遊詩人が伝えるうち,雑多な要素が混入し,増広され,後5世紀ころにほぼ現形に近づいたものと思われる。…
※「ジャナメージャヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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