ジャンボ機(読み)じゃんぼき(その他表記)jumbo jet plane

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャンボ機」の意味・わかりやすい解説

ジャンボ機
じゃんぼき
jumbo jet plane

世界的なジェット輸送機メーカーであるアメリカのボーイング社が生産しているボーイング747超大型ジェット輸送機。1969年初飛行、最大重量約400トン、最大乗客数550人、時速約900キロメートル。最大航続距離約9000キロメートル。それまでのジェット旅客機に比べ2倍以上の重量と太い胴体をもつ画期的な大型機である。19世紀末に有名であった同名巨象印象からこのニックネームが与えられた。名前のよびやすさと巨大さとで、航空機歴史上世界的にもっとも広く知れ渡った飛行機となっている。

[落合一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android