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印象 いんしょうimpression

翻訳|impression

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

印象
いんしょう
impression

「印象」が哲学一般における最も重要な概念として取上げられたのは,ヒュームの経験論においてであり,美学においてはフェヒナーの心理学的立場からの美的印象の分析美学においてである。ヒュームにおいては,一切の知覚は印象と観念とに区分され,印象はさらに感覚の印象と反省の印象とに分けられる。前者は未知の諸原因から本源的に生じるのに対し,後者は観念が再び心に現れるとき生じる。フェヒナーにおいては,満足,不満足感を喚起する美的印象の分析を通して6つの原理 (1.美的識閾,2.美的高揚,3.多様の統一的結合,4.無矛盾性,一致性,5.明瞭性,6.美的連想) を設定し,直接的,感覚的原因が美的印象の形式的側面に作用し,間接的,連想的原因が美的印象の内容的側面に作用すると考えた。

印象
いんしょう
impression

義歯作製などの補綴技工に際して,歯や口腔の形を正確に写し取った鋳型をいう。目的,部位により使用される印象材は異なるが,温度差あるいは化学反応によって口腔内で適当な時間内に硬化するモデリング石膏印象材,アルギン酸塩印象材などがある。この印象に石膏を注入して模型をつくる。

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デジタル大辞泉の解説

いん‐しょう〔‐シヤウ〕【印象】

[名](スル)
人間の心に対象が与える直接的な感じ。また、強く感じて忘れられないこと。「鮮やかな印象を与える」「印象が薄い」「第一印象
「静かに物象を眺め、自然を―するほどの余裕もなかった」〈倉田愛と認識との出発
美学で、対象人間の精神に直接与える感覚的あるいは情熱的な影響。

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大辞林 第三版の解説

いんしょう【印象】

( 名 ) スル 〔impression〕
見たり聞いたりしたときに対象物が人間の心に与える感じ。 「 -の強い出来事」 「よい-を与える」 「第一-」
心に残っていること。 「一個ひとりの男を脳底深く-している/死 独歩」 〔現在と同じ使い方は、「明六雑誌」八号(1874年)の箕作秋坪みつくりしゆうへいの「教育談」にある〕

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