普及版 字通 「ジョウ・にこげ」の読み・字形・画数・意味
16画
(異体字)
14画
[字訓] にこげ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(いつ)。字は・に作り、がその初文であるらしく、隼(しゆん)声。〔説文〕八上に「は、毛んなり。毛に從ひ、隼聲。書に曰く、鳥獸髦(じようもう)す」と〔書、尭典〕の文を引く。今の〔書、尭典〕には「鳥獸毛(じようもう)す」に作る。〔玉〕にに作り、「衆なり、聚なり」とし、「 同上」と字を異体として録する。毛の多く生ずることをいう。〔説文〕(ぜん)部三下にを録し「獵のなり」といい、その異文としてを録し、「書に曰く、鳥獸毛す」と〔虞書〕の文を引く。声よりいえばは(しよう)声であるから、最もその音に近く、はの省声に従う字、は獣のふぐりを中心とする字で、は柔毛の義にあう字である。
[訓義]
1. にこげ、むくげ。
2. 毛がさかんに生えること。
3. 字はまた・・・に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕毛 フユゲ
[下接語]
毛・落・斂
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報