すかへ

精選版 日本国語大辞典 「すかへ」の意味・読み・例文・類語

すか‐へ

  1. 〘 名詞 〙 ( 「州(す)(か)(へ)」の意か ) 川や海辺の州(す)のあたり。→すか
    1. [初出の実例]「みやじろの須可敝(スカヘ)に立てるかほが花な咲き出でそね隠(こ)めてしのはむ」(出典万葉集(8C後)一四・三五七五)

すかへの補助注記

用例は、従来諸本「緒可敝」により「をかへ(岡辺)」とされていたが、類聚古集「須可敝」、西本願寺本「渚可敝」によって「すかへ」とする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android