スティーブンチュー(その他表記)Steven Chu

現代外国人名録2016 「スティーブンチュー」の解説

スティーブン チュー
Steven Chu

職業・肩書
物理学者 スタンフォード大学教授 元米国エネルギー長官

国籍
米国

生年月日
1948年2月28日

出生地
ミズーリ州セントルイス

専門
気候変動

学歴
ロチェスター大学,カリフォルニア大学バークレー校

学位
Ph.D.(カリフォルニア大学バークレー校)〔1976年〕

資格
米国科学アカデミー会員, ロイヤル・ソサエティ外国会員〔2014年〕

受賞
ノーベル物理学賞〔1997年〕,フンボルト賞〔1995年〕

経歴
中国系移民の家族に生まれる。カリフォルニア大学バークレー校で2年間研究を続けた後、AT&Tベル研究所に入り、1983年量子エレクトロニクス研究部門長。’87年〜2004年スタンフォード大学教授、1990〜93年物理学部長も務めた。2004年ローレンス・バークレー国立研究所所長となり、代替エネルギーや再生可能エネルギーの開発に取り組む。早くから原子の動きを止める方法について研究を続け、1985年ナトリウム原子にレーザー光を当てて熱エネルギーを奪い減速させるドップラー冷却法を開発し、絶対温度100万分の240度を実現した。’97年レーザー光による原子冷却トラップ法の開発の功績でクロード・コーエンタヌジ教授、ウィリアム・フィリップス博士とともにノーベル物理学賞を受賞。2009年1月オバマ政権でエネルギー長官に就任。2013年1月2期目も留任するが、4月辞任。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

関連語 職業

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android