スホイ戦闘機(読み)スホイせんとうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スホイ戦闘機」の意味・わかりやすい解説

スホイ戦闘機
スホイせんとうき

ソビエト連邦のスホイ設計局が生み出した代表的戦闘機。パベル・O.スホイ (1895~1975) は 1939年に設計局を創設したが,ヨシフ・スターリンに嫌われて活躍の場が少なく,1949年 11月には解散に追い込まれた。しかしスターリンの死後、1953年に復活,続々と戦闘機を開発した。 1955年に初飛行した Su-7をはじめ,Su-9,Su-11,Su-15,Su-17,Su-20,Su-22,Su-24,Su-25,Su-27などがある。 Su-24は 1980年代初めに登場した可変後退翼の長距離攻撃機で西側諸国に脅威を与えた。また Su-25は本格的な地上攻撃機としてアフガニスタン紛争で活躍した。 1987年頃から配備された Su-27は大型制空戦闘機として西側からも高く評価され,アメリカ空軍のF-15戦闘機と比肩するといわれた。さらに Su-30,Su-33艦載機,並列複座の Su-34爆撃機,カナード翼装備の Su-35,推力偏向エンジンをつけた Su-37,前進翼の研究試作機 Su-47などに発展する。 (→スホイ Su-24 , スホイ Su-27 )

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