可変後退翼(読み)かへんこうたいよく(その他表記)variable sweepback wing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可変後退翼」の意味・わかりやすい解説

可変後退翼
かへんこうたいよく
variable sweepback wing

後退角を飛行中に変えることのできる翼。遷音速飛行超音速飛行ではアスペクト比の小さい翼が優れた飛行性能を発揮するが,亜音速飛行では性能が悪くなる。そのため広い速度範囲のどこでも有利になるよう後退角を変えることができる翼が開発された。おもに戦闘機攻撃機,爆撃機など超音速軍用機に採用されている。なお「可変翼」といえば意味が広くなり,後退角ばかりでなく,翼面積,キャンバ,取付角など,さまざまな部分について幾何学的形状を変えられる翼をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の可変後退翼の言及

【飛行機】より

… 後退角の大きな後退翼は,高速時には抗力が小さくて有利であるが,低速時には出せる揚力の値が後退角のない直線翼に比べて低く不利である。そこで高速で飛ぶときには後退翼,低速で飛ぶときには直線翼に近くなるよう,飛行中後退角を自由に変えられる可変後退翼variable geometry wing(略してVG翼)が一部の高性能多用途軍用機で使われている。 高亜音速機や超音速機では翼型の選定も重要で,いろいろな研究がなされている。…

※「可変後退翼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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