スンダクラパ(その他表記)Sunda Kelapa

デジタル大辞泉 「スンダクラパ」の意味・読み・例文・類語

スンダ‐クラパ(Sunda Kelapa)

インドネシアの首都ジャカルタの市街北部、ジャカルタ湾に面する港。オランダ領時代に東インド会社によって建設。19世紀末に近代的な外港タンジュンプリオクが建設されるまで、バタビア玄関口として利用された。現在はカリマンタンなどの内航貨物を担う大型木造船や帆船が停泊する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のスンダクラパの言及

【ジャカルタ】より

… この地から石碑や青銅器が発見されており,古い時代から人々が住み,6~7世紀のタルマ国の外港を形成していたと想定される。しかし歴史書などに登場するのは16世紀以降で,当時西ジャワに栄えたパジャジャラン王国の外港をなし,スンダ・クラパSunda Kelapaの名で知られるにいたった。ここからコショウ,米,野菜,家畜などがマラッカへ輸出されていたと,ポルトガル人トメ・ピレスは記している。…

※「スンダクラパ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む