出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
インドネシア西部、ジャワ島北西岸にある首都ジャカルタの外港。オランダ領時代、バタビア(現ジャカルタ)の発展に伴い、19世紀末に近代的港湾として造成された。水深も12メートル以上あり、インドネシア国内および国際交通に大きな役割を果たしている。10キロメートルを隔てたジャカルタ市内とは電化された鉄道や国道で結ばれる。またジャカルタ湾に浮かぶスリブー群島観光の基地となっている。
[別技篤彦]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 1619年以降,運河の開削,城壁,要塞,商館,住宅等の建設が繰り返し行われ,とくに1628年と29年にマタラム王スルタン・アグンがバタビアへの遠征に失敗してからは,町の拡大は著しく進んだ。町は運河に沿って南へ延びて現在のコタ地区が形成され,18世紀半ば以降はウェルテフレーデン地区(現在のジャカルタ中心部)に教会,広場,総督府,法学校,市庁舎が,また1877年から1917年にかけて東方のタンジュン・プリオクに新しい外港が建設された。さらに,南東方のメーステル・コルネリス地区(現在のジャティネガラ)に軍施設が設置されて町の外縁はいっそう拡大した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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