ゼタン(読み)ぜたん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゼタン」の意味・わかりやすい解説

ゼタン
ぜたん / 沢当

中国、チベット自治区南部、ヤルンズアンボ江(ブラマプトラ川上流)中流右岸にある鎮。ロカ市ネドン区の中部に位置する。常住人口3万0370(2010)。付近は河谷平野が広がり、青稞(チンコー)(ハダカエンバク)のほか小麦やリンゴなどの果樹も栽培する。クロム鉄鉱埋蔵量が豊富。ラサ方面のほかヒマラヤ山中のツォナまでの自動車道が通る。

[駒井正一・編集部 2017年9月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android