そな

精選版 日本国語大辞典 「そな」の意味・読み・例文・類語

そ‐な

  1. 〘 連体詞 〙 ( 「そこな」の変化した語 ) そこにいる。そこの。
    1. [初出の実例]「内々聞いた女芸者はそな者か」(出典:浄瑠璃・鬼一法眼三略巻(1731)四)
    2. 「御勘気御免なき内に濫りに其な場へ立越しては」(出典:歌舞伎・北条九代名家功(高時)(1884)中幕)

そな

  1. 〘 助動詞 〙 助動詞「そうな」の変化した語。
    1. [初出の実例]「だてしゅぢまんといひそな男。たしかに太兵衛様かと見た」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android