デジタル大辞泉
「中幕」の意味・読み・例文・類語
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なか‐まく【中幕】
〘名〙
① 軍陣用の幕。大幕と
小幕の
中間の長さ(三丈六尺)で、夜に用いた。夜幕
(やまく)。ちゅうまく。
※武用弁略(安政再板)(1856)六「中
(ナカ)幕は
水色なるべし、夜幕と名づく」
② 歌舞伎で一番目狂言と二番目狂言との間に演ずる狂言。多くは一幕物で、
観客の気分をかえるためはなやかなものが多い。京阪では中
(なか)狂言といった。また、その日の
興行の
真中の
出し物や、二番目が三幕の場合の第二幕目をもいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報