ソーラー・インパルス(読み)そーらー・いんぱるす(その他表記)Solar Impulse

知恵蔵mini 「ソーラー・インパルス」の解説

ソーラー・インパルス

太陽電池だけで初の世界一周を試みる飛行プロジェクトのこと。スイス連邦工科大ローザンヌ校と、デシジオン社・ノースTPT社(共にスイス)の緊密な協力体制によりプロジェクトが進められている。創案者は飛行家ベルトラン・ピカールで、最初の試作機HB-SIA号は2009年6月に公開された。10年9月にはスイス上空を飛行し、12年にはスイス-モロッコを往復飛行。2号機「ソーラー・インパルス2」は両翼長72メートル、重量2.3トン、最大高度8500メートル、最高時速140キロの1人乗りプロペラ機で、15年3月にアラブ首長国連邦アブダビ出発、世界一周飛行を開始した。同年5月31日には中国・南京を発ち、同年6月1日、悪天候のため愛知県営名古屋空港に一時着陸した。

(2015-6-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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