ゾフルーザ

共同通信ニュース用語解説 「ゾフルーザ」の解説

ゾフルーザ

塩野義製薬製造販売する新しいインフルエンザ治療薬。厚生労働省に承認された後、2018年3月に発売された。タミフルなどの既存薬は、ウイルス増殖後に細胞の外に出るのを邪魔するのに対し、ゾフルーザは作用メカニズムが異なり、細胞内での増殖そのものを抑える働きがあるのが特徴。インフルエンザ治療薬はゾフルーザ、タミフルの他に、吸入薬のリレンザやイナビルなどが国内で販売されている。

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知恵蔵mini 「ゾフルーザ」の解説

ゾフルーザ

塩野義製薬株式会社が開発したインフルエンザ治療薬。一般名は「バロキサビル マルボキシル」。2018年2月、厚生労働省が製造・販売を承認した。A型とB型のインフルエンザ患者が対象で、成人、小児ともに錠剤を1回服用するだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があるとされる。従来の治療薬はウイルスの増殖は抑えられず、細胞外に出るのを抑える仕組みだったことから、従来薬では対処できない耐性ウイルスが出現した場合の感染拡大防止にも役立つ可能性があると期待されている。

(2018-2-27)

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