たん国(読み)たんこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「たん国」の意味・わかりやすい解説

たん国
たんこく

後漢(ごかん)時代(25~220)、中国に知られたインドシナ半島南部の国家。その位置の比定について、従来、ビルマ(現ミャンマー)北部シャン人の国家、インドのガンジス川流域のチャンパ国、ビルマのプロームを中心とする驃(ひょう)国、タイ・ビルマ国境のモン人の国家、ナイル河口のタニス諸説があったが、「たん」をマレー半島北部テナセリムの訳音とみる説が比較的合理的であろう。たん国の国使は97年と120年に永昌(えいしょう)郡を経由して後漢に朝貢し、131年には葉調(ようちょう)(スリランカ)国使とともに海路、日南郡(ベトナム中部)を経由して入貢している。たん国は一方、大秦(たいしん)(ローマ東方属領あるいは南インド)や天竺(てんじく)とも通交しており、120年の遣使には漢廷に海西(大秦)の音楽および幻人(魔術師)を献じている。

[陳 荊 和]

『杉本直治郎著『東南アジア史研究(1)』(1956・日本学術振興会)』

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