ターコイズフリンジ(その他表記)turquoise fringe

デジタル大辞泉 「ターコイズフリンジ」の意味・読み・例文・類語

ターコイズ‐フリンジ(turquoise fringe)

月食時に、月面本影半影の間に見られる青色の帯。太陽光地球オゾン層を通過する際、赤色光が吸収され、青みがかった光のみが月面に投影されることで生じる。ブルーベルトブルーバンド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「ターコイズフリンジ」の解説

ターコイズフリンジ

皆既月食で月が地球の影に完全に隠れる前後に、月の縁が淡い青緑色に輝いて見える現象。「ブルーベルト」「ブルーバンド」などとも呼ばれる。太陽光が成層圏のオゾン層を通過する時に赤色が吸収され、残った青色が本影(太陽光がほぼさえぎられた地球の影)の縁に沿って映ることによって出現する。2008年にNASA(アメリカ航空宇宙局)のサイトで紹介され、その後、日本でも注目されるようになった。

(2015-4-03)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android