ターンティアトーピー(その他表記)Tāntia Topī

改訂新版 世界大百科事典 「ターンティアトーピー」の意味・わかりやすい解説

ターンティア・トーピー
Tāntia Topī
生没年:1819ころ-59

インド,マラーター王国末期の武将。1857年のインド大反乱に際して,最後ペーシュワー宰相)の養子ナーナー・サーヒブを立てて戦う。カーンプル占領にも貢献し,すぐれたゲリラ戦術でジャーンシー王国の女王らとともにイギリス東インド会社軍を苦しめた。ナーナー・サーヒブのペーシュワー就位を宣言するがコーターの戦で敗れ,各地を敗走。59年4月裏切りのため捕らえられ,絞首刑となる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android