改訂新版 世界大百科事典 「コーター」の意味・わかりやすい解説 コーターKotah インド北西部,ラージャスターン州南東端の都市。人口69万5899(2001)。マールワー高原へと至るチャンバル川上流域を占める。河谷平野が広がり,同川開発計画により完成したコーター・ダムからの用水路によって灌漑される。小麦,綿花,モロコシを集散し,紡績,マッチ,金属加工などの工業が立地。17世紀初めにコーター王国の主都となり,英領下でも王国は藩王国として存続した。当時の宮殿が残り,博物館所蔵の写本は著名である。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by