現代外国人名録2016 「ダニエルビュラン」の解説
ダニエル ビュラン
Daniel Buren
- 職業・肩書
- 造形作家,画家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1938年3月25日
- 出生地
- ブローニュ
- 受賞
- ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞〔1986年〕,世界文化賞(日本,第19回)〔2007年〕
- 経歴
- 1950年代後半にパリで絵画を学び、’60年代前半に画家として活動を始める。’60年代後半“BMPT”というグループのメンバーとして“芸術の意味を探る”ような実験的な作品を発表。’65年よりストライプ(=縞模様)を使ったコンセプチュアルな作品に取り組み、’79年レマン湖にストライプの帆を張ったヨットを走らせたり、’86年パリのパレ・ロワイヤル中庭に立てたストライプの円柱群がパリ市民や文化人の間に賛否両論を巻きおこすなど話題を呼ぶ。作品が置かれる現場(in situ)で制作する手法で、美術界に新風を呼び込んだ。2002年パリのポンピドゥー・センターで大規模個展を開催。この間、1989年東京、名古屋での個展のため来日し、それぞれの会場に大インスタレーション(空間美術作品)を制作。’96年臨海副都心にインスタレーションを設置。以後、200回近く来日し、日本各地でインスタレーションを展開。2007年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。親日家。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報