ダーニシュメンド朝(読み)ダーニシュメンドちょう(その他表記)Dānishmend

改訂新版 世界大百科事典 「ダーニシュメンド朝」の意味・わかりやすい解説

ダーニシュメンド朝 (ダーニシュメンドちょう)
Dānishmend

11世紀末より12世紀後半まで小アジアカッパドキアを支配したトルクメン系王朝。始祖ダーニシュメンド(?-1104)以降歴代君主はガージーイスラムの信仰戦士)として西欧十字軍勢力やビザンティン帝国と戦った。しかし,12世紀半ば王統が分裂し,1178年には最後に残ったアナトリア南東部マラティヤの町を統治していた王統が,ルームセルジューク朝スルタン,クルチ・アルスラン2世に下って王朝は消滅した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 井谷

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む