チシマフジツボ(その他表記)Balanus cariosus

改訂新版 世界大百科事典 「チシマフジツボ」の意味・わかりやすい解説

チシマフジツボ (千島藤壺)
Balanus cariosus

寒流海域の低潮線付近の岩礁上に群生する北方系のフジツボ。完胸目フジツボ科の甲殻類。殻の直径3~6cmくらい。殻の形などは一見南方系のクロフジツボに似ているが,殻の表面の色はこれと異なる汚れた白色をしている。宮城県松島湾以北に分布している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android