ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チタン酸エステル」の意味・わかりやすい解説 チタン酸エステルチタンさんエステルtitanic acid ester Ti(OR)4 の一般式をもつ有機金属化合物。チタン酸 H4TiO4 と ROH (Rはアルキル基またはアリール基) とのエステル。Rがメチルのときは固体で,エチル以上の場合は無色油状液体。エステル交換やアルドール縮合反応などの触媒として用いられる。また水酸基との反応性が強いので,高分子化合物の架橋剤として有用である。耐熱性塗料としてチタン酸テトラブチルが知られている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by