チャハル省(読み)チャハルしょう(英語表記)Chakhar shěng

改訂新版 世界大百科事典 「チャハル省」の意味・わかりやすい解説

チャハル省 (チャハルしょう)
Chakhar shěng

中国の旧省名。察哈爾省と漢字表記する。1914年,チャハル特別区が設けられ,28年省が置かれた。チャハルの名を冠するが,モンゴル族のチャハル部8旗が全部包括されるのでなく,右翼4旗とシリンゴール(錫林郭勒)盟各旗が含まれ,ほかに省都張家口市をはじめ,懐来,宣化,懐安商都,多倫,沽源などの各県が管内にあった。竜烟の鉄山も本省に属していた。52年廃止され,北部内モンゴル自治区に,南部河北省に編入された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のチャハル省の言及

【河北[省]】より

…1927年に至り初めて河北省と改め,省都が保定におかれたのである。またそのとき北東部を熱河省に,北西部をチャハル(察哈爾)省に所属させたが,中華人民共和国の成立後,両省を撤廃したので今日の境域となった。省都は一時,天津におかれたこともあるが,今日では石家荘におかれている。…

※「チャハル省」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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