チャールミナール(その他表記)Charminar

デジタル大辞泉 「チャールミナール」の意味・読み・例文・類語

チャールミナール(Charminar)

インド南部、テランガーナ州の都市ハイデラバードにある建物。旧市街の中心部に位置する。1591年、クトゥブシャーヒー朝の王ムハンマド=クリーが伝染病終息を記念して建造名称は「四つ尖塔」を意味し、高さ56メートルの塔をもつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のチャールミナールの言及

【ハイダラーバード】より

…開市伝承によれば,89年に同朝のクトゥブ・ムハンマド・クリーがムーシ川南岸に市壁に囲まれた小都市を建設し,愛妃バーグマティーにちなんでバーガナガルと命名したのに始まるという。91年には伝染病の終息を記念して,市の中央に今も残る塔門チャール・ミナール(〈四つの光塔〉の意)が建設された。1687年にはムガル帝国のアウラングゼーブ帝によって征服され,デカンの中心が彼の名にちなむアウランガーバードに移ったため,一時衰退した。…

※「チャールミナール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android