チョンサン里(読み)チョンサン(その他表記)Ch'ǒngsan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョンサン里」の意味・わかりやすい解説

チョンサン(青山)〔里〕
チョンサン
Ch'ǒngsan

北朝鮮,ピョンアンナム (平安南) 道の南西部,カンソ (江西) 郡にある村。ピョンヤン (平壌) 市の南西約 25km,テドン (大同) 江西岸の準平原地域にある。 1960年2月,金日成前主席が村の農業協同組合を現地指導して,その経験から「チョンサン里精神」「チョンサン里方法」と呼ばれる,農業協同組合の管理に関する新路線を創設した。灌漑施設を整備し,多数のトラクタやトラックを所有して,米,野菜,食肉などを多角的に生産している。北朝鮮における農業の模範として広く知られている。

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