ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チンハー鉄道」の意味・わかりやすい解説 チンハー(京哈)鉄道チンハーてつどうJingha xian 中国北東部,ペキン (北京) 市とヘイロンチヤン (黒竜江) 省のハルビン (哈爾浜) 市を結ぶ鉄道路線。全長 1388km。東北地方の幹線鉄道で,ペキン市と3省の省都を結んでいる。シェンヤン (瀋陽) 以南は京奉鉄道,以北は東支鉄道の一部で,ともに清末に敷設された。ハルビン市でピンチョウ (浜洲) 鉄道,ピンソイ (浜綏) 鉄道に接続するほか,多数の支線で東北地方の主要都市と結ばれる。また南部の沿線にはテンチン (天津) 市,チンホワンタオ (秦皇島) 市の大港湾があり,支線のシェンター (瀋大) 鉄道でターリエン (大連) 港,インコウ (営口) 港にも通じる。大豆などの輸送も多いが,地下資源に富み,重工業の発達する東北地方の動脈として特に重要である。人民共和国成立後,レールを敷き直し全線を複線化した。また南部ではディーゼル機関車も導入されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by