つっくり(読み)ツックリ

デジタル大辞泉 「つっくり」の意味・読み・例文・類語

つっくり

[副]ひとりで、なすこともなくじっとしているさま。つくねん。
「ただ―とさへ致いてをれば済む事でござる」〈虎寛狂・二人大名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「つっくり」の意味・読み・例文・類語

つっくり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) ひとりじっとしているさま、特になすこともなく、あるいは思いに沈んでたたずむさまを表わす語。つくねん。つっくと。
    1. [初出の実例]「それにつっくりと致いて居ましたれば、何が菓子と見へまして、結構な提重を持て出まするに依て」(出典:虎寛本狂言・茫々頭(室町末‐近世初))

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