現代外国人名録2016 「ティエリーフィッシャー」の解説
ティエリー フィッシャー
Thierry Fischer
- 職業・肩書
- 指揮者 ユタ交響楽団音楽監督
- 国籍
- スイス
- 生年月日
- 1957年
- 出生地
- ザンビア
- 経歴
- 宣教師だった父の赴任先のザンビアで生まれ、10歳でスイスに帰国するまで幼少期をアフリカで過ごす。スイスでリコーダーを習い始め、コンサートにも出演。その後、フルートをオーレル・ニコレに師事し、ハンブルク州立歌劇場及びチューリヒ歌劇場の首席フルート奏者を経て、ヨーロッパ室内管弦楽団首席フルート奏者。この間、体調不良の指揮者の代役として指揮のキャリアを始め、ニコラウス・アーノンクールやクラウディオ・アバドの薫陶を受けた。1992年指揮者に転向。英国のフィルハーモニア管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、BBC交響楽団などの名門を次々と指揮し、2001年よりアルスター管弦楽団首席指揮者兼芸術アドバイザーを務めた。2006〜2012年BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団首席指揮者。2008〜2011年名古屋フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者を兼任。2009年よりユタ交響楽団音楽監督。タッチの軽さとテクスチュアの明瞭さが特徴で、バッハから20世紀音楽まで幅広いレパートリーを持ち、現代曲初演も多い。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報