ティベリオスコンスタンティノス(その他表記)Tiberios Kōnstantinos

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ティベリオス・コンスタンティノス
Tiberios Kōnstantinos
生没年:?-582

ビザンティン皇帝。在位578-582年。ユスティヌス2世の副帝から登位。執政期間は短かったが,579年にアルメニアの帰属問題をめぐってササン朝とイタリア南下を目ざすランゴバルド族との衝突,そしてバルカンではドナウ川を南下するアバール族との戦いが3ヵ所で発生した。いずれも未解決のまま彼は没し,問題は後継者のマウリキウス帝に引き継がれた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 和田

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android