テクニカラー法(読み)テクニカラーホウ

化学辞典 第2版 「テクニカラー法」の解説

テクニカラー法
テクニカラーホウ
technicolor process

青,緑,赤の3枚のフィルターを通して同時に撮影した写真ネガから焼付けて得るゼラチンレリーフ版を,イエローマゼンタ,シアン色の色素で染め,フィルムに重ねて転写してカラー写真像をつくる方法で,映画に利用される.色素の選択範囲を広くとれるので色調のすぐれたものが得られ,また多数のプリントをつくられる利点があるが,反面撮影時にそろったネガをつくるうえで,フィルターと感光材料の選択に難がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android