ディムロー反応(読み)ディムローハンノウ

化学辞典 第2版 「ディムロー反応」の解説

ディムロー反応
ディムローハンノウ
Dimroth's reaction

芳香族化合物と水銀塩からアリール水銀化合物を生じる反応で,次の一般式で示される.

ArH + HgX2 → ArHgX + HX

溶媒としては,水,エタノール,酢酸などが用いられるが,150 ℃ 以上の高温で無溶媒で行われることもある.水銀塩としては,酢酸水銀,硝酸水銀,過塩素酸水銀などが用いられる.各種置換ベンゼン,フランチオフェンセレノフェンピリジンなどの水銀化がこの方法で行われている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む