デカルトの符号規則(読み)デカルトのふごうきそく(英語表記)Descartes' law of signs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デカルトの符号規則」の意味・わかりやすい解説

デカルトの符号規則
デカルトのふごうきそく
Descartes' law of signs

実数係数n 次方程式 f(x)=a0xna1xn-1+…+an-1xan=0 の正根の個数は,多項式 f(x) の係数の列における符号変化の数に等しいか,それより偶数個だけ少い,ただし k 重根の個数は k 個の根として数える,という規則のことをいう。ここで符号変化の数とは,係数の列 a0a1a2 ,…,an において,符号が+から-へ,また-から+へ移る場所の個数のことである。ただし0の項は省略して数える。たとえば,2,-5 ,4,7,-1 ,0,3,-2 の符号変化の数は5である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android