符号(読み)ふごう

精選版 日本国語大辞典「符号」の解説

ふ‐ごう ‥ガウ【符号】

〘名〙
① しるし。相互の関連をつきあわせるためにつけておく目じるし。事物検索の目じるしとしてつけておく簡単な文字、その他の図形。あいじるし。
※蘭東事始(1815)上「先符号を付置べしとて、丸の内に十文字を引きて記し置たり」
② ある情報を伝えたり、ある事柄を表わしたりするためにきめられたしるし。文字以外のしるしによる場合もあり、文字を利用したしるしによる場合もある。電信符号、モールス符号、くり返し符号、句切り符号など。
※小学化学書(1874)〈文部省〉三「O或はHgの符号は徒に汎く定なき酸素或は水銀を称ふるに非ずして」
数学で、の数、の数を表わす記号、すなわち、正号「+」および負号「-」のこと。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕

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デジタル大辞泉「符号」の解説

ふ‐ごう〔‐ガウ〕【符号】

事物の検索・指示のためにつけておく、簡単な文字や図形。しるし。
ある情報を伝達するために体系的に使われる記号。文字以外のものについていう。長音符号・モールス符号など。
記号用法
数学で、数の正と負を表す記号。「+」と「-」の記号。

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世界大百科事典 第2版「符号」の解説

ふごう【符号 code】

コードともいう。一般的には情報を表現する通報をある定められた記号列に変換する約束,あるいは通報と記号列の対応,このような記号列の集合などをいう。ふつう,情報は英数字,かな,漢字,記号などで表されるが,これらを0と1からなる二元系列に対応させるときの約束,あるいは対応して得られる二元系列の集合をいう。 符号の種類には,(1)情報伝送用,(2)情報処理用,(3)情報交換用,(4)誤り制御用,(5)暗号用,(6)同期用などきわめて多様のものがある。

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世界大百科事典内の符号の言及

【遺伝暗号】より

…遺伝情報を担う核酸分子の塩基配列がタンパク質のアミノ酸配列に翻訳される場合の暗号のこと。暗号の単位をコドンcodonといい,核酸分子の隣接する3個の塩基の配列に対応する。通常この三つ組(トリプレットtriplet)は,塩基の頭文字をとったアルファベットの4文字(A,U,G,C)を三つ並べて表記する。A,U,G,Cはそれぞれ,アデニン,ウラシル,グアニン,シトシンを表し,1個のコドンは1個のアミノ酸または読み終りの信号(句読点のようなもの)に対応する。…

【コミュニケーション】より

…20世紀末の今日,コミュニケーション技術はふたたび飛躍的発展の胎動を示しはじめ,コンピューターと通信技術の結びつきによる大量情報高速処理技術,いわゆる〈ニューメディア〉の実用化に社会の関心と期待が集まっている。
[コード]
 ある音声パターンや表情がなにを意味するかを解読したり,表出したりするためには,意味するものと意味されるものとを関係づけるコードcodeが必要である。この場合コードとは,情報の単位とその組合せが,いかなる意味と結びつけられているかという〈取決め〉である。…

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