デュロン-プティーの法則(読み)デュロンプティーノホウソク

化学辞典 第2版 の解説

デュロン-プティーの法則
デュロンプティーノホウソク
Dulong-Petit's law

固体元素原子熱容量が,常温において約26 kJ に等しいという法則.元素によっては常温においてこの値よりもかなり小さい値を示すものがあり,一方,原子熱容量はすべて温度上昇とともに大きくなることなどから,この法則は常温付近のある種の固体元素にたまたま大ざっぱにあてはまるのだということがわかる.固体元素の原子熱容量の温度依存性については,A. Einstein(アインシュタイン)およびP.J.W. Debye(デバイ)の理論的取り扱いがある.[別用語参照]デバイの特性温度

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む