ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デンマーク建築」の意味・わかりやすい解説 デンマーク建築デンマークけんちくDanish architecture キリスト教の伝播とともにデンマーク各地に聖堂や修道院が建てられた。これらのうち現存する著名な建築には 12世紀頃のロマネスク様式のリーベ,ビボルグの各聖堂があり,ゴシック時代を代表する建築としてはゴシック初期の様式を伝えるロスキレ,オールフスの聖堂,ソーレの修道院が知られる。次いで 16世紀にいたり北欧ルネサンス様式が伝えられ,有名なローセンボル宮をはじめ城館や都市建造物にすぐれた建築を残した。バロック様式では有名なクリスティアンボル宮があげられる。 19世紀以後は古典主義建築が大いに流行して,都市を飾った。現代建築ではフランスのル・コルビュジエの論説が早くから受入れられ,建築家 K.フィスカなどが伝統的素材を近代建築のなかに機能的に用い,北欧建築に新しい方向を示した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by