とのしく

精選版 日本国語大辞典 「とのしく」の意味・読み・例文・類語

とのしく

〘副〙 語義未詳。少ないの意の「ともし(乏)」の変化した語か。一説に、全く、すっかりの意の「との」が形容詞化した「とのし」の連用形とも。
万葉(8C後)五・八七八「言ひつつも後こそ知らめ等乃斯久(トノシク)もさぶしけめやも君いまさずして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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