トム・ドゥーリー

デジタル大辞泉プラス 「トム・ドゥーリー」の解説

トム・ドゥーリー

アメリカサンフランシスコフォークグループキングストン・トリオの曲。1958年発表、全米第1位を獲得。南北戦争時代に起きた殺人事件に着想を得たフォーク・ソングで、モダン・フォーク・ブーム火付け役となった。原題《Tom Dooley》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のトム・ドゥーリーの言及

【フォーク・ソング】より

… 第2次大戦後にシーガーを中心として結成したグループ,ザ・ウィーバーズThe Weaversが,1950年,黒人民謡歌手レッドベリーLeadbellyの作った《おやすみアイリーンGood Night,Irene》をレコードにしたところ大ヒットとなり,このグループに影響された大学生の3人組,4人組などが各地で生まれた。そうした中から,ザ・キングストン・トリオThe Kingston Trioによる古い民謡のリメーク《トム・ドゥーリーTom Dooley》(1958)が大ヒットして,フォーク・ソングは完全にポピュラー音楽の一部門を占めるにいたった。60年代,革新ムードがアメリカを覆う中で,フォーク・ソングはおおいにもてはやされ,プロテスト・ソングの伝統を継ぐシーガーやボブ・ディランから,かなり商業主義の色彩の強いものまで,それぞれに人気を集めたが,60年代の後半に徐々に変質し,一部はロックに合流し,一部は衰退していった。…

※「トム・ドゥーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android