トヨタセンチュリーVG20D

日本の自動車技術240選 の解説

トヨタセンチュリーVG20D

VG20型車は、VG10型車をフルモデルチェンジし、まったく新しいデザインのモデルとして1967年誕生。豪華さと高性能を両立させた大型高級車で、豊田佐吉生誕100周年に因んでセンチュリーネーミング。アルミブロック、アルミヘッドのV8エンジンで、豪華な車に相応しい意匠と装備を備え安定性・居住性・安全性などを満たしている。3段オートマチックトランスミッション、エアコンディショナー、ステレオラジオ、EL証明、エアピュリファイヤーなど装備。フレームは、前後サブフレーム方式にし、重量軽減と振動をおさえている。フロントサスペンションは、常時一定の乗心地が得られる国産乗用車初のローリングダイヤフラム型の空気ばねを使った独立懸架で、トレーリングアームとオレオ型ニューマチックシリンダを組み合わせている。リヤサスペンションは、トレーリングアームとコイルスプリングを組み合わせており、ラテラルロッドのかわりにロアアームとデフキャリヤの間に左右にストラットバーを入れて、横動きもロアアームでおさえるようになっているのが特徴。保管場所トヨタ博物館 (〒480-1131 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番100号)
製作(製造)年1967
製作者(社)トヨタ自動車工業株式会社
資料の種類量産品
現状展示(静態)・公開
車名トヨタ センチュリー
モデル名VG20D
会社名トヨタ自動車工業株式会社
製作開始年1967
車種・用途普通・乗用
スタイルセダン
ドア数4ドア
乗員6名
車両重量1800kg
構造一体構造
バンパーあり(スチール
ステップなし
全長4980mm
全幅1890mm
全高1450mm
タイヤサイズ゙7.85-14 6PR
フレーム前後サブフレーム方式
前軸トレーリングアーム
後軸半浮動トレーリングアーム型
軸距2860mm
前トレッドx後トレッド1520×1540mm
車高調整なし
ステアリングパワーステアリング
ダンパー油圧複動筒型
スタビライザー(前)トーションバー方式
走行安定装置なし
特徴コンライト付エアコンディショナー(ビルトイン型)エアピュリファイヤドア自動ロック(時速30キロで)リヤウィンドデフォガローリングダイヤフラム型空気ばねを使った独立懸架で、トレーリングアームとオレオ型ニューマティックシリンダの組み合わせたもので国内初
冷却/気筒配列水冷V型8気筒(3V型)/
弁機構OHV(2本ロッカーシャフト)
気化器4バレル
内径x行程78.0×78.0mm
排気量2981cc
点火系セミトランジスタ式
最高出力/回転数150PS/5200rpm
最大トルク/回転数24kgm/3600rpm
過給機なし
燃料タンク容量90L
特徴トランジスタ式電磁フーエルポンプPCV
ハイブリッドシステム形式なし
変速機3要素1段2軸式トルコン
モード燃費-
その他事項積載重量:1995kg;最低地上高:175mm;前照灯:異形セミシールド2灯(ヨウ素ランプ);ワイパー:2連;ウォッシャー:あり;足ブレーキ:2L(前)、L・T(後);手ブレーキ:機械式後2輪制動;圧縮比:9.8;最終減速:3.545(ハイポイドギヤ):オートドライブ;最高速度:160km/h;加速性能:ss1/4マイル19.5(VG20A);

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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