トリハダゴケ(その他表記)Pertusaria

改訂新版 世界大百科事典 「トリハダゴケ」の意味・わかりやすい解説

トリハダゴケ
Pertusaria

樹皮や岩上に密着して生えるトリハダゴケ科の固着地衣で,低地から高山まで広く分布する。地衣体は非常に薄く,半球状の子器を形成し,胞子は大型で無色,単室で頂端近くの子器の小孔から放出される。墓石や石垣上に黄色く広がるモエギトリハダゴケP.flavicans Lamy,広葉樹の樹皮上に生じ,灰緑色の地衣体とこぶ状の子器をもつヒメコブトリハダゴケP.subobductans Nyl.など,日本に約30種類が知られている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む