墓石(読み)ボセキ

デジタル大辞泉 「墓石」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐せき【墓石】

墓標の石。はかいし。
[類語]墓碑石碑墓標

はか‐いし【墓石】

墓のしるしに建てた石。死者戒名姓名没年を刻むことが多い。ぼせき。

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精選版 日本国語大辞典 「墓石」の意味・読み・例文・類語

はか‐いし【墓石】

  1. 〘 名詞 〙 墓のしるしの石。死者の戒名、俗名、死亡年月日などをきざんで、墓に立てた石。石塔。ぼせき。
    1. [初出の実例]「曩(さき)に這野見六に、三箇(みつ)の墓石(ハカイシ)を誂て、為(つく)らせしといふ」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)九)

ぼ‐せき【墓石】

  1. 〘 名詞 〙 墓標の石。墓碑。はかいし。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「墓石」の意味・わかりやすい解説

墓石
ぼせき

墓の石。仏教では,釈尊の骨を納めて塔を建てた事跡に習い,遺骨礼拝のための象徴として立てられた石。石碑のほか,石塔,石人石獣などがある。方形球形や三角の石を積んだ場合,それは空,水,火,地を表わしている。そこには死者は地に帰るという思想がある。

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