世界大百科事典(旧版)内のトリンベルク,J.vonの言及
【ユダヤ音楽】より
… これに対し,アシュケナジムは,ヨーロッパ文化への同化が激しく,ユダヤ教の改革と軌を一にして,その宗教音楽も合唱長で作曲家のズルツァーSolomon Sulzer(1804‐90)らにより,西欧的な雰囲気をもつものに変えられた。こうした現象の延長線上で,ヨーロッパ芸術音楽の分野では多くのユダヤ系音楽家が活躍した(トリンベルクJüsskind von Trimberg(12世紀),ロッシSalamone de Rossi(1570?‐1630ころ),メンデルスゾーン,マーラー,シェーンベルク,アルトゥール・ルビンステイン,メニューインら)。またそれと同時に,ユダヤ風の音楽作品も西洋音楽遺産のなかに加わった(M.ブルッフの《コル・ニドライ》,ブロッホの《ヘブライ狂詩曲シェロモ》など)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」