日本大百科全書(ニッポニカ) 「トルトゥリエ」の意味・わかりやすい解説 トルトゥリエとるとぅりえPaul Tortelier(1914―1990) フランスのチェロ奏者。パリ生まれ。パリ音楽院出身。ボストン交響楽団、パリ音楽院管弦楽団などの首席奏者を経て、1947年独奏者としてデビューした。カザルスに師事した縁で、50年から始まったカザルス音楽祭にはほとんど出演した。情熱的で厳格な演奏で知られるが、なかでもカザルスの薫陶を受けたバッハは高い評価を得た。71年(昭和46)初来日。作曲家でもあり、チェロ曲をはじめ、かなりの数の作品を発表している。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例