最新 地学事典 「ドゥルース斑糲岩体」の解説
ドゥルースはんれいがんたい
ドゥルース斑糲岩体
Duluth gabbro complex
米国ミネソタ州北東のスペリオル湖北岸に分布する延長240km,最大幅50kmの三日月形斑れい岩シル。中部原生界Keweenawan統に貫入し,同時期(1.1Ga)の噴出相であるNorth Shore volcanic groupや小シルと合わせて面積5,000km2に及ぶドゥルース複合岩体(Duluth Complex)とも呼ばれる。岩体上部には優白かんらん石斑れい岩(anorthositic series)と暗色グラノフィアーが産し,下部2/3(層厚約5,200m)はトロクトライト・かんらん石斑れい岩・オキサイド斑れい岩・鉄閃緑岩・鉄モンゾ閃緑岩等の成層岩体(layered series)から構成される。構成鉱物の組成は下部から上部に向けてFo60-30,単斜輝石Mg#73-45の間でサイクリックに減少する。参考文献:J.Miller et al.(1996) Layered Intrusions, Elsevier Science
執筆者:端山 好和・山崎 徹
参照項目:シル
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

