山川 世界史小辞典 改訂新版 「ドラヴィダ諸語」の解説
ドラヴィダ諸語(ドラヴィダしょご)
Dravidian languages
主に南インドに分布する,タミル,テルグ,カンナダ,マラヤーラムなどの諸言語。ドラヴィダ諸語の起源については不明な点が多い。現在,インド総人口の2割以上がこれらの言語を話すが,その大部分が南部4州に集中している。インド独立後にヒンディー語がインドの連邦公用語として地位を強化する過程で,南インドではこれに反発し,ドラヴィダの言語や文化を主張する動きが起こった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報