最新 地学事典 「ニシロス火山」の解説
ニシロスかざん
ニシロス火山
Nisyros volcano
エーゲ海,ヘレニック火山列上の島弧型安山岩~デイサイト質成層火山(直径4km, 標高698m)。成層火山体は玄武岩質安山岩溶岩,水中破砕岩や溶結した火砕流堆積物などからなるが,最上部に約2.5万年前に噴出した降下軽石,軽石質火砕流堆積物があり,その結果山頂に直径2kmのカルデラが形成したと考えられる。その内部には5個のデイサイト質溶岩円頂丘,4個の爆裂火口,2個の火砕丘が存在する。そのうちPolyvotis火口は1871年の噴火で生じ,現在なお噴気を上げている。
執筆者:守屋 以智雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

