ねち者(読み)ネチモノ

デジタル大辞泉 「ねち者」の意味・読み・例文・類語

ねち‐もの【ねち者】

ごたごた言って人を困らせ、ゆする者。ねだり者。
「こなさんが親ぢゃと言うてござっては、―に成ります」〈伎・壬生大念仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ねち者」の意味・読み・例文・類語

ねち‐もの【ねち者】

〘名〙 ねちねち言って人を困らせ、ゆする人。ねだり者。
※俳諧・七百五十韵(1681)二「久堅の雲の掛髭時めきて〈政定〉 短き夜半の侫智者(ネチモノ)の月〈仙菴〉」

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